うつ病になるのは優れた人ではないか?
学生時代の友人と毎年恒例で忘年会を開催しているのだけれど、友人の一人がうつ病を発症し半年ほど休職しているという。その人は真面目で責任感が強く誠実で我慢強い性格でいかにもなりやすそうなタイプ。
私の見立てだと「慢性的な疲労」と「意図しない環境の変化」が重なりストレスの閾値を超えたと思われる。
うつ病に対して知識がない人、偏見を持っている人は「うつ病になるのは体力がないから、精神力がないからだ」という根性論で語ろうとするかもしれないが、私は逆だと思う。
その友人は最初に就職した会社(出版系)で現在まで20年以上勤務している。私の感覚からするとありえないレベルの忍耐強さ。よっぽど自分に合った仕事/職場でもない限り、普通の人はそこまで耐えられない。
「この仕事/職場でこの先数十年も続けたいと思えるのか?」と自問した時に発狂しそうになるのが普通だ(偏見)。耐えられないから限界が来る前に転職したり自ら環境を変えようとする。
つまり「体力と精神力に優れた人」はなまじ耐えられてしまうからギリギリまでストレスを溜めてしまい、ふとしたきっかけで壊れてしまう。
現在における求められる仕事の強度、密度は昔とは比べ物にならない。常人には耐えられないストレス量がデフォルトである、と認識した方がよさそうだ。