第一回 『アクセス解析の種類』
アクセス解析(以下解析)の解析方法にはいくつか種類があるんですが、 一般的に利用されるモノに関しては大きく分けて2種類あります。
「Webビーコン型」
HTMLファイルにJavaScriptやSSI等のタグを埋め込んで
独自のログを生成して解析するタイプ。一番メジャーな方法。
メリット
- JavaScriptを利用したデータ(解像度等)が取得出来る
- 別のサーバーからでもデータを取得出来る
- アクセスカウンターに利用出来る
デメリット
- ログに漏れが発生する事が有る
- HTMLファイルを修正するのが面倒
- アクセスエラーのログが分からない
- 検索エンジンのロボットのログが分からない
- お気に入りへの追加が分からない(IEのみ)
「サーバーログ解析型」
Webサーバー(ApacheとかIISとか)が生成する
いわゆる生ログを解析するタイプ。「Analog」等。
メリット
- ログに漏れが無い
- HTMLファイルを修正する必要が無い
- HTML以外のファイルのアクセスが分かる
- アクセスエラーのログが分かる
- 検索エンジンのロボットのログが分かる
- お気に入りへの追加が分かる(IEのみ)
デメリット
- ログをユーザーに提供するサーバー屋が少ない
- ログのファイルサイズが大きい為、処理速度が遅くなる
- JavaScriptを利用したデータ(解像度等)が取得出来ない
とまぁこんな感じです。サーバーの生ログはまだまだ入手が難しく、 またユーザーを選ばないという意味で「Webビーコン型」がお勧めです。 需要もこっちの方が高そうなので、今回はこっちを作成します。