第三回 『ログデータの取得(JavaScript)』
今回は「<img>タグを出力するJavaScript」のお話。
一応予備知識の無い人に説明をば。 『JavaScript』はクライアント側(ブラウザ)で実行するスクリプト。 『PHP』や『Perl』はサーバー側で実行するスクリプト。 JavaScriptはブラウザの設定で簡単にOFFに出来てしまう為、 サーバー側で取得出来るデータは出来るだけサーバー側で取得しましょう。
【JavaScriptで取得出来る主なデータ】
- ディスプレイの解像度
- ディスプレイの色深度
- リファラ(リンク元)
- ブラウザのサイズ
- CookieのON/OFF
「リファラ」は本当はサーバー側で取得する方が良いんですが、 JavaScriptを利用する解析の場合、サーバー側で取得すると 解析するHTMLファイルのURLになってしまったり、 上手く取得出来ないのでJavaScriptで取得します。
取得したデータはサーバースクリプトの引数としてURLの後に 追記して出力するようにします。 書き方はそれぞれのプログラム言語の仕様を参照。
例 「URL ? name = value & name = value & ...」
JavaScriptでは他にも色々とデータを取得出来ますが、 自分が必要だと思ったデータだけ取得すれば良いかと。 ログがファイルベースだとデータ量が増えれば 動作が遅くなりがちですから。
『6hot_Analyzer』や『acrive』は 「HTMLのURL」「HTMLのタイトル」を取得して ルート解析に利用してたりします。 まぁここらへんは凝りたい人向けですね。