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魔法使いの夜 プレイ日記12

というわけでエクストラシナリオクリア。これにて『魔法使いの夜』フルコンプリート。 コンプすると起動時のスタート画面の背景が変わります。あの場面のやつね。 本編ではドジっ子キャラだった駒鳥が最高に面白かったです。 新キャラもちらほら登場し、おまけとは思えないほどのボリュームがあります。

知ってる人も多いと思いますが、この作品発売当初はかなり批判されています。 今、コンプしてそれが的外れだったことに安堵しました。 多分批判してたのはエクストラシナリオをプレイしてないか、 もしくは購入すらしていない人だと思います。ネガティブ・キャンペーン。 ちゃんと全部プレイすればそういった意見は出てこないはず。……多分。

確かに本編は『月姫』や『Fate / stay night』と比べると短いです。 ですが短すぎるというほどでもないし、それを補って余りある密度があります。 それにエクストラシナリオをプラスすれば商品として 「未完成品」とは言われないだけのボリュームがあると自分は思いました。

『Fate』の某ルートのようなダラダラと暗い話を延々と続けられるよりは 小気味よいテンポでサクサクすすむ今作の方が個人的には好きです。 中だるみがあるとちょっとプレイするモチベーションが下がるんですよね。

総評。95点。傑作と言っても良いのでは。クラシックを織り交ぜたBGMは◎。 シナリオやグラフィックには特筆すべき点はないですが、 圧倒的な演出に酔いしれましょう。まさしく次世代ノベルゲームの誕生です。 ただ、この演出システムがテンプレートとして使いまわせればいいんですが。 でなければ作る時間がかかりすぎでしょう。どんだけ延期すれば気が済むのさw

あとこれくらいの長さならフルボイスだと良かったのに。 Fateの時みたいにコンシューマでフルボイス完全版として出しそうですが。 なにはともあれ素晴らしい作品でした。さすがにゲームだけで終わるのは もったいないので数年後に別のメディアで出そうな予感。

どうでもいいですがお母様方はルイス・キャロルに傾倒していたそうで。 「アリス・リデル」とかそのまんまじゃーんw もうちょっと捻ろうよ!  リデル嬢は明らかに続編用のキャラですよね。期待して待ってますよ!

魔法使いの夜 プレイ日記 完

関連リンク:奈須きのこ&こやまひろかず&つくりものじ氏 ロングインタビュー

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