ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 プレイ日記

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ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の零

惨劇なんてない。あったのは、悲劇と喜劇。

というわけで『祭囃し編』ジャケット公開記念、めがっさフライング日記。 むしろ裏面のキャッチコピーだけで泣きそうなんですが。 完結を向かえなんかこう、胸に迫るものがあります。嬉しいのか、悲しいのか。 複雑な心境です。作品を初めて知った(ブレイクした)のが2004年夏でしたので…… あれから2年ですか。長いようで短い2年でした。

初出が2002年。作品の内容ばかり注目されてますが、4年もの長きに渡り コンスタントに作品をリリースしてきた事も驚嘆に値すると思います。 作品のクオリティを考えるとこれは並大抵の事ではないでしょう。 そのスケジュール管理能力は見習いたいですね。 佑の計画性の無さは折り紙付ですから!

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の壱

全てが解る。全てが終わる。

てなわけで『ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編』、到着しました。 完結編という事で4年もの永きに渡って繰り広げられた 惨劇の物語にピリオドが打たれます。 全ての謎が解ける事でしょう。……多分。 ちょっと寂しい気もしますが……裏スタッフルームでの次回作予告に期待。

で、本体の他に メッセサンオー のオリジナル購入特典で「デジパック仕様収納ケース」が付いてきました。 前編、後編のディスク2枚が収納出来る優れもの。 まぁぶっちゃけディスク5枚持ってるんですけどねッ☆ 「鬼隠し編」~「暇潰し編」で1枚、解が4枚。 正直使い所が微妙なので未開封です。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の弐

誰にだって幸せになる権利がある

私は、神になる。そして永遠に……始まりは、ある少女の物語。 両親の死をきっかけに幸せな暮らしから一変した日常。 引き取られたのは、監獄同然の施設。地獄からの解放を求め、 死と隣り合わせの脱出。捕まれば殺される。 そして、その少女は―――

高野と鷹野。少佐と三佐。雛見沢症候群。旧帝大。旧日本軍。 組織内での三四さんの立ち振る舞いが三人称で語られます。 正直歴史とか政治の話のオンパレードで眠くなりますが、 三四さん自身のバックグラウンドやスポンサーについているモノとかの 正体が判るので読み飛ばしはしませんでした。

が、こういう話はちょっと辛い、と言う人も多そうです。 う~みゅ。今のところ掴みはイマイチです。 今回はさらにシリアスモード全開でモノトーンのBGMと相まって ぷち鬱な感じがまた。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の参

君が本当に知りたいのは何なのかだ。

長い長いプロローグが終了。三部構成って言ってましたが第一部終了って事かな? 入江機関の設立とその内情。入江が選ばれた理由。山狗、陸自。 その他細かいネタ晴らしが多数。なるほど。だから三佐なのね。

神様に宣戦布告。もっとも”神に近い場所”に辿り着いた三四。 祖父の意志を継ぐ。尊き誓いと、揺るぎ無い決意。 それがなんで「皆殺し」に繋がってるのかがまだ解らないですね。 てゆーか個人的に一番知りたい部分かも。

強い意志が運命を強固にする。あーそれって少年漫画理論ですか? お約束といえばお約束。さてさて。第二部では我らが圭一君の華麗なる 言葉の魔術が炸裂するのか?! それだけが、私の願いです。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の四

さぁ、カケラを集めよう。カケラを紡ごう。

さてさて。第二部は第一部とうって変わってよりゲームっぽい展開になります。 50ものエピソードを紡いだ「カケラ」を集める作業です。 「Tips」みたいに見たいカケラを選ぶんですが、 他のカケラを見てないと選択出来ないカケラが殆ど。 パズルを解く感覚でなかなか面白いです。 つーかちょっと難しいかも。

よくもまぁこれだけ細かいカケラを50も作り上げたと感心しちゃいますね。 殆ど全ての謎に対して真実が明かされます。 入江の願い。悟史の想い。雛見沢症候群の全貌。連続殺人事件の真相。

こんなに丁寧に説明しなくても、と個人的には思いますが 竜騎士さんのサービス精神には脱帽です。現在7割ぐらい読破。 ……てゆーか既にお腹いっぱいなんですが。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の伍

さぁ、駒を集めよう。奇跡を集めよう。

そして、全てのカケラが埋まる―――いよいよ本当の戦いが始まります。 「皆殺し編」 でもちょこっと書きましたが、赤坂さんが大きな力として 助けに駆けつけるっぽいです。大石さんと強力タッグとか?

すごく疑問に思ってた動機がやっと判明しました。 順風だったプロジェクトに吹き始めた逆風。 デジャヴを覚える屈辱。今まで精一杯頑張って生きてきた彼女にとって、 その生きがいを否定されるどころか無かった事にされるのは 十分な動機となりえるでしょうね。

まさしく悲劇、ですね。ただ……さらなる黒幕がいるのが気になります。 あの滅茶苦茶怪しい女の人は一体何者なんでしょうか。 果たして大団円、ハッピーエンドは有り得るのか?! 最終章、第三部に期待です!

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の六

あなたの願いと、思いと、夢を、どうか私に託して…。

最後に残った、希望のコイン。それが……制服羽生でした。 思わず噴出しそうになりましたよ。えぇ。あまりにお約束な展開。 だけど、皆の望む解。希望の鍵、ですね。 てゆーか何その妙なポーズは。オヤシロディフェンス? ……あの角には誰も突っ込まないんですか?

醒めた目線で諦観していた今までとは違い、逃げる事を止め 積極的に運命と立ち向かおうと決意した羽生。 逆に最後の最後で記憶の引継ぎに失敗してしまった梨花。 梨花自身も感じていますが二人の温度差が歯がゆいです。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の七

開こう。昭和58年6月19日の扉を…!!

入江、富竹、大石、赤坂。駒ではなく、仲間。 全ての思いがこの日に集まる。さぁ、鬼が出るか、大蛇が出るか。 はたまた、にゃーにゃーが出るか。 包囲網が整いつつある、決戦前夜。 そして発動される、48時間作戦。 雛見沢の、彼女の運命は……

ついにここまで来ました。いやー感慨深いですね。 大石が怪しいよねと言われてた時代が懐かしいです。 赤坂さんもちょい役で終わると思われてましたがいやはや。 この二人の協力が奇跡への第一歩だとははっきり言って 全然考えてませんでした

でも大石の今までの捜査が全て無駄だったというのは かなーり可哀想。退職金も大事ですしね。 彼にも最後にはハッピーになって欲しいものです。

さてさて。泣いても笑ってもこれが最後の祭り! 派手に楽しませてくださいよ!

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の八

……私の想い人はもういないけど、お姉にはいるもん

48時間作戦、開始。ついに時報役を卒業した富竹さんの意外な奮闘。 二千人分の命を背負い、熱い刑事魂で敵を退ける大石。 たまたま通りかかった奇跡に助けられるへなちょこな入江。 格好いいはずのアクションシーンがギャグシーンになってしまった赤坂。

そして詩音。はっきり言ってこのまま出番もなく一人蚊帳の外で 終わるのかと思ってました。恋する乙女は死にません! って根拠になってないんですが

やばい。宇宙やばい。おもすれー…… はっきり言ってベタベタな展開です。 滅茶苦茶分かりやすい胸躍るヒロイックアクション。だがそれがいい。 赤坂さんのあのシーンはちょっと演出過剰気味ですが。 岡田芽武かよっ!と思わず笑ってしまいました。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 其の九

そして、…全てが終わる。ひぐらしのなく頃に。

裏スタッフルーム、「お子様ランチの旗」読了。 祭囃し編、これにてフルコンプリート。 さすがに三部構成だけあって長い! 多分ゆっくりやって10時間ぐらいかかると思います。

総評。一人称と三人称が入り乱れたり、 日本語が少々(?)変だったり、はっきり言って小説としては破綻しています。 守るべき文法が守られてません。ですがそれに勝る「読ませるパワー」があります。 まさしくエンターテインメント。

そりゃよかったな。給料いくらだ

随所に見られた戦闘シーンは今までに無い、馬鹿馬鹿しいぐらい演出過剰です。 ノリにノったちょっとアレな描写には苦笑する人も多いことでしょう。 ですがそんな荒削りな「同人作品らしさ」は商業作品には見られない、大きな魅力でもあります。

いいんじゃない? こういうのも。奇跡に、前借りがあったって。

惨劇なんて無かった。そんな世界の、優しいお話。 ……さて、次はどんな作品を作ろうね。 「ファンディスク」、「ひぐらしのなく頃に祭」 でまた会える日を、心待ちにしていますですよ。

ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編 プレイ日記 完。