うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の壱
というわけで『うみねこのなく頃に 第二話』です。 とらのあな特典は四コマ漫画が書かれた小冊子。 プロの漫画家さん(多分)が書いてるだけあってやたら上手いです。 真里亞とか誰よという感じで面白いですね。
今回のパッケージは嘉音、紗音、譲治の私服姿(朱志香は顔だけ)。
とくに譲治はますますトミーチックに……
紗音の方はなんだかよくわからないエプロンドレス? ないでたちで
ダサっ プレイ前から竜騎士ワールドへ否応無くいざなってくれます。
今回も期待させてくれますね!(色んな意味で)
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の弐
でサクっとスタート。第二話からはロックを解除してからスタートとなります。 うみねこもひぐらしと同じで一話分だけじゃなく、 前回分のエピソードもまるごと入ってます。
いつも思うんですが、コレどうなんでしょうね。 古参の人からすれば、ちょっとどうなのよと思うかもしれません。 新参の人の方が安く済むわけだし。 採算度外視でユーザーを広げるという意味では良い手だとは思いますけどね。
というわけで本編。 いきなし譲治と紗音のラブラブデートシーンから物語は始まります。 恥ずかしい会話と恥ずかしいBGMの相乗効果で もはや結界と呼ぶにふさわしい素敵空間が展開されます。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の参
今回は三人称がメインなんですかね。今までとちょっと書き方が変わってる印象を受けます。 レベルアップしたってことでしょうか。とりあえず一人称とまぜるのはやめて欲しいですね。 シナリオライターとして独立したからには素人っぽさはなくしていかなきゃ、ね。
本来なら「ありえないはず」の譲治との縁は魔法のおかげと語る紗音。その真相とは…… ここらへんで話が前後します。第一話では譲治が紗音にご執心なのかと 思ってたんですが、実は逆で紗音の方が譲治に強く惹かれてるようで。 そこらへんの様子が丁寧に描かれます。
あなたは、家具。身の程を知りなさい。浮かれる紗音に釘を刺す絵羽。 譲治のことを考えるあまりぼんやりしてミスをする紗音。 それを厳しく叱る激しくウザい夏姫。 前回のラストではいい人だと思ったのに……
……地獄に落ちろ。素敵な口癖ですね嘉音君!
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の四
「うみねこ」は魔女ベアトリーチェの存在を信じるか信じないか、 というのがキーポイントになってるわけなんですが、第二話では ベアトリーチェが普通に登場してます。な、なぬー!!
紗音に甘い話を持ちかける魔女。信用せず敵意をむき出しにする嘉音。 そしてこの邂逅を夢だとは思わせぬよう二人にわざわざ印を刻み付けます。 二人に、というよりユーザーに念を押してるわけですよ。 のっけから存在を信じさせる気満々です。
……。こんな大風呂敷最初から広げちゃって大丈夫ですか? ゲームのルールとしては全てを否定しなきゃ駄目なんですよね? どうやってこの展開をひっくり返すことが出来るんでしょうか。 想像もつきませんね~
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の伍
紗音に恋愛成就の魔法を授けるベアトリーチェ。 対価は要求しない、と言ってますが怪しいものですね。 『笑ゥせぇるすまん』を思い出しました。最後になにか落とし穴が待ってそうな予感。
譲治との旅行を話のネタにお茶会を開く紗音と魔女。 よろこんでクッキーを食べてますよ。この人。 つーかこの場面だけ見ると普通にいい人っぽいんですが。
とりあえずベアトリーチェは紗音と嘉音にしか見えないらしいです。 隣にいるのに気づかずに号泣する金蔵氏が印象的。あぁ、コレのことか。 噂の泣き虫お爺ちゃんの意味がようやく分かりました。
愛がなければ、視えない。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の六
話は変わって、文化祭イベントに嘉音を連れ出す朱志香。 偽装彼氏というベタベタ過ぎるシチュエーションが笑えます。 つーかコレ遥か昔から連綿と続いてきた伝統のイベントですよね。 竜騎士氏は結構お約束を大事にする人とみた。
で、嘉音の私服は黒のコートですか。似合ってますけどちょっと時代にあってない気がします。 まぁすごーく竜騎士氏っぽいですけどね。 ちなみに立ち絵やパッケージのジャケットでは上半身しか写ってませんが システム画面で全身像が確認出来ます。 物語冒頭のデートシーンのときもチェックすべし。多分話が進むと見れなくなります。
どうでもいいですが嘉音のひねくれ具合には非常に親近感を覚えますね。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の七
執事系ktkrぇ!!
文化祭にて嘉音をお披露目(?)する朱志香。学校では「ジェシ様」と呼ばれてるそうで。 ってなんか語呂が悪い気が。ジェシカ様でええやん。とりあえず当初の目的は 達成されて一安心。引き続いてライブで盛り上がる文化祭。朱志香はもちろんボーカル担当。 それなんてハルh(ry
「つるぺったん」ktkrぇ!! お雑煮噴きました。 ニコニコにうpされてましたが、これ本編のネタだったんだ。 てっきりMADだと思ってましたよ。 うみねこ初? の一枚絵、(というか立ち絵のバリエーション?)も登場。
惨劇前のひと時って感じで和みますね。今後どんな罠が待ってるのか楽しみです。 ……で、すいません例によってまた今回も長くなりそうです。 しばしのお付き合いを。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の八
お嬢様はらめぇぇぇ!
結ばれることのない恋の種。成就の魔法の対価は破滅という甘い蜜を吸うため。 ついに本性を見せるベアトリーチェ。やはり魔女。陰湿で残酷です。 つーかもはやこの段階ではミステリーとか欠片もなく趣旨変わってるがな。 さりげない熊沢さんの説明台詞が受けますね。
楼座と真里亞が遅れた理由。泣き叫ぶ娘と、激昂する母。そして「出張」している父。 悪い魔女に取り憑かれていると表現する真里亞。 なるほど、第一話で語られなかった部分ですね。 そしてまた、六軒島に全ての駒がそろう。いよいよ第二章の始まりはじまり…… 一旦一区切りです。
そして文化祭のときと同じような一枚絵っぽい立ち絵が登場。意義有り!(違う)
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の九
超どうでもいいツッコミ。 「紅茶ぐらいはのんびりと馳走になることにするのだった……」 って日本語おかしくね?
一癖も二癖もある大人達のなかでは霧江さんがやっぱり一番まともですね。 「チェス盤思考」ってのも面白いし。 いや~んなギスギス空間での唯一の癒しですよホント。 今のところは、ね。
で、正面から堂々と登場するベアトリーチェ。え、えぇぇぇ!! 第一話で散々謎に包んであげたのにあっさりと崩すなんて大胆な構成ですね。 わざと存在をアピールしつつ、でも全員には姿を見せない。上手い演出です。
前回はほとんど誰も信じなかった。ですが今回は少なくとも数人は信じざるを得ない状況ですね。 自分の目で見てるわけだし。そうなってくると今後の展開はどうなるんでしょうね。 逆に見てない人に疑わせるって寸法ですか。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の拾
貴賓室で嘉音を屈服させる魔女。どうやら使用人達が度々口にする「家具」というのは 文字通りの意味ではなく、違ったニュアンスがあるみたい。 で、今度は紗音と再開するベアトリーチェ。指輪を受け取らなければ……という脅迫。 嘉音とは逆に屈服しない紗音に拍手を。
そして何のためらいも無く指輪を薬指にはめる紗音。キザったらしくも格好いい演説(?)をする譲治。 永遠に一緒だと誓い合う二人。ま、本当に死ぬときも一緒なんだろうけど。合掌。 約束を反故にしたことを叱責する嘉音。そして流す涙。朱志香の片思いじゃなかったのね~
正直カップル二組が既に決定してるのは少々面白くないですナ。 まぁそっち方面が主題じゃないからしょうがないですが。 戦人は真里亞とですか? それもある意味怖いですが。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の拾壱
晩餐後、「悪魔の証明」で大人達に存在を認めさせる魔女。 どうやって、かは今回はカットされています。 もちろん第三話以降に語られると思いますが非常に気になります。 そして始まる惨劇。この段階では金蔵氏は生きてますね。 ですが生贄は気まぐれに左右されるので、前回との単純比較は出来ないのが難しいです。
礼拝堂にて発見される六人の「生贄」。凄惨すぎる現場に愕然とする一同。 開発日記で予告されていた通り、前回の推理をあっさりとひっくり返す殺し方。 相変わらずBGMとその挿入タイミングが素晴らしく、否応無く盛り上げてくれます。
見過ごしそうですが一向に出てこない熊沢さんが危ない!?
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の拾弐
「寄り添う二人」の生贄に嘉音と朱志香を選ぼうとする魔女。 迫り来る山羊面の従者の凶刃。えぇっと。もうどこからつっこんでいいのやら。 な、なんだってーwww まさかの超展開に唖然。つーか前回嘉音を刺したのってこいつ? 残った四人を「喰った」のも? やばい面白すぎです。推理どころじゃないって。
色欲のアスモデウス。憤怒のサタン。……もう何もかもがどうでもよくなりますね。 新キャラが続々と登場です。もうこの辺は実際にプレイしてみて笑って下さい。 多くは語りませんですよ。つーかこの衣装ってエンジェルモートの制服ですか。 あきらかにやりすぎです。面白いからいいけどね。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 其の拾参
というわけで唐突ですが本編、お茶会、裏お茶会全て読了。これにて『うみねこのなく頃に 第二話』 コンプリート。後半の展開はあまりにもアレなのでちょっと書けませんでした。 是非自分の目で確かめて下さい。驚愕の超展開を。自分は楽しめましたがまた賛否両論あるでしょうね。
ぶっちゃけファンタジーなわけですが、コレは竜騎士氏からのメッセージではないでしょうか。 つまり「密室的な状況で殺人があった」ということが重要なのであって、他の部分は細事。 だからどう料理しようと問題ないって感じでしょうか。なんらかの比喩表現かな? そう考えないとやってられません。
今回新たにゲームならではの面白い演出が加わりました。「戦人とベアトリーチェのメタ視点会話」です。 ひぐらしの「お疲れ様会」のような会話が本編の途中でちょくちょくと挿入されます。 「二人の一騎打ち」という本質を強調することにより、一層物語を盛り上げています。 ですがもうちょっと少なくしてもいいかな、と思いました。テンポ悪くなるし。
総評。推理は不可能。ドSのベアトリーチェ様に跪きましょう。 第一話とはまったくの別物。ただ、上級のエンターテイメントであることは確か。 これはもう「ミステリー」というジャンルに対する挑戦とみた。 第三話がどういう話になるのか想像することすら無理です。南無。
うみねこのなく頃に 第二話 プレイ日記 完
うみねこのなく頃に 第二話 赤の真実
メタ視点パートで出てくるベアトリーチェが赤で語る「真実」をまとめてみました。 推理の助けになればと思います。
礼拝堂の密室
- 生死は捨て置く。6人は確かに扉から入った
- 礼拝堂の鍵は一本しか存在しない
- 礼拝堂の施錠は礼拝堂の鍵以外では開錠不可能
- 礼拝堂の扉は、施錠時には如何なる方法での出入りも拒む
- 6人は確かに“この正面扉”から入った
- 楼座は今朝、確かに真里亞の手提げの中から封筒を取り出し、そこから正真正銘の礼拝堂の鍵を手に入れたぞ
- 妾が真里亞に預けた封筒の中身は、確かに礼拝堂の鍵だった
- 妾が真里亞に渡した封筒と、楼座が開封した封筒は同一のものであるぞ
朱志香の部屋の密室
- マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ
- 隠し扉の類は一切ない
- 出入りはこの扉からだけだ
- 扉の施錠は朱志香の鍵が一本と使用人たちが一本ずつ持つマスターキーのみ
- 窓は内側から施錠されている
- 嘉音はこの部屋で殺された
- 施錠時には如何なる方法をもってしても出入りは出来ぬ
- 部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用せぬぞ
- 朱志香の死体発見時、朱志香の部屋にいたのは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音、熊沢、南條のみだった
- 朱志香ももちろん含む
- よって、朱志香の部屋の件、そしてこの使用人室の両方について、そなたが認識していた以外の人間は存在しない
- 誰も隠れていない
- 扉は鍵を使用せずに外から施錠する方法は存在しない
- 窓については外から如何なる方法でも施錠する方法は存在しない
使用人室の密室
- (使用人室の鍵は)使用人室の奥のキーボックスに収められているぞ
- その全てがキーボックスに収められている
- 出入りは唯一の扉と唯一の窓から以外は不可能
- そしてそれらはいずれも施錠されていた
- 扉も窓も、施錠時には如何なる出入りも許さない
- 扉の開錠は使用人室の鍵とマスターキー以外は不可能
- この部屋には、お前たち以外は存在しない
- お前たちの定義とは、戦人、譲治、真里亞、楼座、源次、郷田、紗音のことを指す
夏妃の部屋の密室
- 夏妃の部屋もまったく同じだぞ、いつもの通り
- 扉も窓も内側から施錠されていた
- 如何なるイカサマも細工もなく、そして隠された通行手段もなければ隠れる場所もないッ
- 夏妃自身の鍵は譲治のポケットに入って、室内に閉じ込められていた
- あとは5本のマスターキーしかないが、それは全て“楼座”が持っているッ
客間の密室
- ついでに言おう、その客間も同じよ
- 本来の客間の鍵は使用人室に封印されている
- だからマスターキー以外では開錠不可能!
- 部屋の密室定義もいつもと同じよ!